レトロゲーマーの危機 その後

というわけで、やってきました運命の日。で、結局私はどれを買ったのか、と申しますと…ご想像におまかせします。ええぃ、みなまで言うな。

最近ではハードの性能も上がったし、エミュレーションの技術もすっかり枯れてきているので、昔ほどの「見た目だけ」みたいなひどいヘッポコ移植はなくなったように思えます。その分、細部への気配りとかこだわりに、作り手の愛情、思い入れの強さが見える気がします。たとえば今回のパターンで言うと

  • この記事を読むだけで原作への愛情の深さがひしひしと伝わって、涙無しにはいられない「SDI&カルテット」と「スペースハリアーII」。ゲームの移植度もさることながら、オマケ要素や設定の細かさが感激もの。まさかフライトスティックが使えようとは…。
  • オプション設定や上下逆にできる縦画面表示など、気配りが行き届いてるけど、BGMはPSG版しか収録してくれなかった「テラクレスタ」。X68k版といういいお手本があっただけにちょっとガッカリ。
  • 日本語版タイトル「ハンバーガー」に切り替える設定が欲しい…ってのは贅沢にしても、縦画面表示がないのは大きくマイナスな「バーガータイム」。前シリーズの「ソニックウィングス」と同じところが作ったような感じ?
  • 「ボンジャック」のBGMバッサリカットの悪夢再びか?と思ったら、ファミコン版の曲を流用してとりあえずかっこだけはついた「テクモ クラシックアーケード」。でもそこが限界だったか。

とまぁ、ワタシ的な感想はこんなとこ。まぁ、このご時世、レトロゲームを移植してくれるだけでありがたいと思いたいですが、やっぱり作るからには原作への最低限の敬意ははらって欲しいものですね。そういう意味では、昔にくらべればだいぶマシになったのかもしれませんが。