ギャラクシーフォースII

というわけで、ブログの更新がすっかり遅くなってしまいましたが、ついに期待のPS2版「ギャラクシーフォースII」をゲットいたしました。

…もう、どっからどう見ても、文句のつけようがまったく無いぐらい完璧な出来です。これで満足できなきゃ、本当に基板か筐体買うしかないですね。私もアーケード版はそんなにやりこんだわけではないので、すっかり記憶が薄れてしまっておりましたが、巨大なスプライトで覆われた画面がきっちり60fpsでグリングリン動く画面は、「大迫力」という一言では言い表せないぐらいものすごいインパクトでした。たいてい、昔のゲームをあらためてやってみると「あれ?こんなに地味だったっけ?」と思うことが多い昨今ですが、今回はむしろ「あれ?こんなにすごかったっけ?」と思ってしまいました。id:fukutake:20070725#p2で「こういうものだと割り切ってしまえば」なんて書いたサターン版がまったくの別物であったかのように見えます。

で、オリジナル版が完璧に作りこまれているからこそ、さらに引き立ってくるのが「ネオクラシック版」。PS2の解像度にあわせて倍密化されたらしいテクスチャデータは、Xbox LIVE ArcadeでDIGITAL ECLIPSE社がやっているような「単純に斜めの線を滑らかにしてみました」的なものではなく、ちゃんと新たに書き込まれているように見えます。出力こそ最高で480pの16:9ですが、左右の視界が開けているだけで空間的な広さはかなり大きくなっているような気がしました。40インチ液晶でやるとそれだけで没入感満点です。PS2はそもそもHD環境に対応してないハードですが、チューニングすればここまでできるんだなぁ、とあらためて感心しました。

で、毎回のM2作品ではおなじみになった「もうやりすぎなんじゃね?」的オプション、設定の数々はもはや我々ゲーマーですらおなかいっぱいになるぐらい充実してます。リプレイ、サウンドテストは当たり前。「たられば」的な細かい設定項目もいじれるところが、分かっているというかツボに入るというか。

しかも今回、かなりうれしかったのはホリの初代「フライトスティック」にも対応していたところ。「フライトスティック2」対応は公式にもうたわれていましたが、初代のスティックも使えたのはかなりうれしい誤算。そもそもなぜか知りませんが、初代「フライトスティック」って、「エースコンバット4」用に作られたにもかかわらず、5以降は公式対応がうたわれなかったりして、微妙に不遇な周辺機器な気がするんですよね。確かにアーケードの雰囲気を出すならセパレート型の「フライトスティック2」なんでしょうけど、今持ってるハードでもちゃんと使えたのはやっぱかなりうれしいですよ。あ、ちなみにPS3PS2互換モードでもちゃんと使えますのでご安心を。HDMIで出力するともはや最強ですね。

いやー、久々に最高の満足度が得られたゲームでした。気になってる方はぜひぜひ。