ナイツ into dreams

待望のオリジナル移植版がようやっと発売されました。

…もう、懐古厨と呼ばれようとなんであろうといいです。いいものはいい、とはっきり言いたい。

ラストステージ「ナイツがいない?!どうしよう?!」で、勇気を出して一歩踏み出したときのあの演出、久々に味わった今でも鳥肌が立ちました。

年末に出たWii版も、本質的には悪くないんだと思うんです(途中までしかやっていないのでわからないのですが、ラストの演出はなかなか良いんだそうで)。でも、なんというか「演出過剰」なんですよね。「ナイツが喋る」のも「ステージ間に会話イベントやムービーが挿入される」のも。今どきのゲームっぽいといえばそうなんですけど、お膳立てのしすぎな点もあると思うんですよ。もう少しプレイヤーにゆだねてもいいんじゃないかと。オリジナル版をやってみて、つくづくその「突き放し感」が見事だなぁ、と思ってしまいました(てか、昔のゲームは自然とみんなそうだっただけかもしれませんが)。

翼はなくても空は飛べる。さあ、勇気を出して!

そんなセリフはありませんけど、言葉に出さなくても伝わるものがあるんですよねぇ。

今回はグラフィックを強化したアレンジ版が収録されていますが、解像度が上がっていることもあって、視認性は格段に向上していると思います。ただし、フレームレートはオリジナルといっしょの30fps。惜しむらくは、これが60fpsだったら、なんて思ってもしまうのですが、さすがにそれは無理(ゲームバランスが変わったりもしちゃいそうですし)だったみたいですね。グラフィックの色使いが、セガっぽさ(サターンっぽさ)そのままなのがとてもよいと思いました。