TV BOYを遊びつくす一日
(※3/9に追記しました)
その昔、漫画雑誌のあやしい通販でへんてこりんなゲームマシンが売っておりました。出所不明なゲームが127本内蔵されている、というハンディサイズのゲームマシン「TV BOY」。今から10年以上前、なんとなく「面白そう」という理由だけで買ってみたのですが…
これだけ大量のゲーム、元ネタとかあるんだろうか?と疑問に思っていて、後日(数年後)それがあの「ATARI 2600」のものだった、と知ったときは目からウロコでした。
というわけで、実はずーっと以前から「一度収録されている127タイトルを一気に遊んでみたい!」という衝動があったので、ついに今日実現してみました。
友人とプレイし始めたのが13時過ぎ、127タイトル全部起動&適当にプレイして、終わったのはなんと20時過ぎでした。途中休憩挟んでも、実に7時間近くプレイしていたことになります。そりゃクタクタにもなりますわなぁ。アホやねー。収録ゲームは基本的にシューティングゲーム、ジャンプアクションが多かったですね。正直終盤はシューティング系は食傷気味でした。
以下、印象に残ったタイトルをダイジェストで紹介しましょう。なお紹介してるゲーム名は、かなり適当かついい加減に解説している「TV BOY」のマニュアル表記をそのまま使っています。
- 10:デジタルピンボール
ほっといてもボールがボンボン飛び跳ねるのでどんどん点が入ります。むしろフリッパーで玉を弾こうとしてもなかなかうまくいかないのでストレスがたまります。っていうか、ちゃんと弾けるのかなこれ…。おもいっきりATARI社のロゴが入ってますね。
- 20:子豚と狼
画面下方の狼が長い舌を出して家を攻撃してくるので、すばやくレンガを配置して防御するゲーム。なんだかとても忙しいです。豚が舌に巻きとられるとミスになりますが、なぜか豚は画面右方向に捌けていくのみ。見えないところで残虐なシーンが描かれているものとおもわれます(ウソ)
- 25:消防士さん
凝った操作方法で火を消したりはしご車のはしごを伸ばしたりして、火事のビルから人を救出するゲーム。凝ってはいるんですが、それがことごとくゲームの面白さに直結してない感じです。
- 55:森のおさんぽ
ジャンプアクション、シューティング、イライラ棒ゲームの3種のステージからなる大冒険スペクタクル。収録タイトルの中ではわりと普通に遊べる部類のゲームだと思います。
- 63:クレイジービルディング
名前からして「クレイジークライマー」っぽいですが、実際はロープを壁に引っ掛けて上っていくアクションゲーム。「トップシークレット(ヒットラーの復活)」や「海腹川背」に近いテイスト(やや誇張アリ)で、今回一番長い時間遊んだゲームでした。個人的には一番のヒット。
- 84:チュウパニック
いわゆるドットイート系、「パックマン」クローンのゲームもたくさん収録されているのですが、そんな中でもこれは比較的面白い部類かと。ボタン長押しで迷路パターンを変えられるのがミソです。ただし…
このキャラデザインはかなりアウトな感じです。
- 86:砂漠の要塞
個人的にはかなりお気に入りのゲーム。ヘリコプターを操作して、敵の攻撃をかいくぐりつつ人命救助をするのが目的です。これだけなら何てことないんですが、一定人数以上の人を助けると
なんと手術ゲームに早変わり。体内の異物をイライラ棒のように取り出します。つーか、この適当な人体グラフィックがむしろ怖いです。でもゲームそのものは意外と楽しかったりするのです。
- 111:皿回し
見てのとおり、棒の上で回ってる皿が落ちないように棒をまわすゲームです。ゲームウォッチ的テイスト。内容は単調でさほど特筆すべきこともないのですが、なんとも物悲しい&音痴なBGMがものすごく印象的で、聞いてるだけでおかしくて腹が痛くなります。中毒性高し。
- 119:宝を探せ
今回プレイした中で一番訳が分からなかったゲーム。「十字キーで(キャラを)操作し、ボタンで玉を落とそう。この迷路に隠された謎を解き明かそう」としか説明がなくて、玉を落としても何も起こらず、何をしたらいいのかさっぱり分かりませんでした。謎解きアドベンチャーみたいなもの?
その他、2人プレイのゲームもいろいろ入ってますが、人間対人間でプレイできるゲームは基本的にハズレなし。どれも楽しいです。
- 29:大迷路ゲーム
2人プレイでどちらが先に出口に出られるか。毎回出口の位置が変わるので先読みが必要で、かなり熱い対戦ができました。
- 39:ホッケーゲーム
プレイヤーとキーパーを動かしてパックを相手陣に入れる、かなりオーソドックスなゲーム。単純さゆえにとっつきやすく、ハマれます。
- 89:テニスゲーム
2人プレイのゲームの中ではこれが一番白熱しましたね。操作は、十字キーでプレイヤーを動かすだけ。ボールのところにプレイヤーを持っていけば勝手にレシーブしてくれますが、当てる位置で左右にボールを打ち分けられるので、なにげに奥が深いです。あえて複雑な操作をなくした、シンプルさの勝利だと思いました。
というわけで、印象に残ったゲームの簡単な紹介でした。本当はもっと(ネタ的に)面白いゲームがたくさんあったんですが、それはまたいつか、次の機会にでも…ってまたやる気?!