複数タイトル内蔵型ゲームマシンあれこれ

先日、日本でも「メガドライブ プレイTV」

http://www.segatoys.co.jp/megadriveplay_tv/

が発売されて、微妙に話題になってましたが、この手のマシンは海外ではそこそこ出ていたようで、

http://www.jakkstvgames.com/

この辺を見るといろいろなもんがゴロゴロしています。私もいくつかは個人輸入とか洋ゲーショップなんかで買ってみたのですが、中でもレトロアーケードゲーマーとして注目したいのが

http://www.jakkstvgames.com/namco.html

とか

http://www.jakkstvgames.com/mspacman.html

ですね。で、両方入手してやってみました。内蔵されているゲームは昔のどっかのゲームマシンからパクっててきてエミュレーションでもしてるのかな?と思ったんですが、なにげに新たに作り起こしているようですね。しかも、これが中途半端に移植の出来がいい!って、ホメてんだかけなしてんだかわかんないですが、タイトルデモまでちゃんと再現してたりして芸が細かいです。てなわけで、いくつかのタイトルについて簡単にレビューしてみます。全体的に「Ms.Pacman」の製品の方が移植の出来はいいようです。ちなみに、特に触れない限り、どの作品も音楽については聴くも無残な再現度でした。

  • RALLY-X:グラフィックはラリーXで内容はニューラリーXという折衷な感じ。レーダーを画面と重ね表示しているのは苦肉の策っぽいですね。これはこれで面白いですが。テンポが速い気がしますが、それはそれで緊張感あります。
  • BOSCONIAN:最大も問題作。というのも、操作系が4方向なのです。これだけで、もう別物な感じ。敵は斜めからも容赦なく攻撃してくるのでゲームになりません。ハード的なものでしょうか…。レバーだけ取り出せば8方向に操作できるのかなぁ…。
  • XEVIOUS:画面比率のせいか、敵が画面外から攻撃してくるのでムズいです。グラフィックの再現度はなかなか、音楽はすっごく音痴。敵弾が真赤で怖いです。レバーとボタンの位置が一般的なコンパネと逆なので、連射のしにくいこと…。
  • MS.PACMAN:日本ではほとんど知られてもいないこのゲームがフィーチャーされているのセンスがよく分からないですが、あちらさんではかなり有名だそうで、納得。これはBOSCONIANとは逆で、8方向レバーなのがものすごくやりにくいです。迷路をうまく移動できません。入れ替えて収録すればよかったのに。
  • MAPPY:ゲーム内容も音楽もかなりまともに移植されてます。タイトルデモもそのまんまでちょっと感動。
  • POLE POSITION:レバーを倒してもハンドルが切れないので「なんだこれ?故障か?」と思い説明書を見ると…「Rotate your Joystick」と書いてあって…おおお、スティック部分がひねれるようになってる!!!で、これでアナログステアリング操作をするんですが、これが意外にもしっくりくるんですよ。はっきりいって面白い!!PS版をネジコンでプレイしてた時より操作しやすいです。ただ残念なのが…ゴールの演出がないんですよね。ブツっとゲームが中断されておしまい。旗を振る「エミちゃん」も出てきません。