怪盗ルソー

脳を(略)」の成功で、DSのタッチパネルの使い道が「文字入力」の方向に発展していく中、かたくなに「絵を描く」ゲームを追及していくナムコの姿勢は割りと好きです。「パックピクス」とか。

このゲーム、メインフィーチャーであるところの「お絵かき変装」が注目されますが、内容はわりとオーソドックスなテキストアドベンチャーですね。場所移動して、行く先々で話を聞いたりアイテムを集めたりしつつ進めていく、みたいな。話数+章立てな構成は、なんとなく「逆転裁判」を彷彿とさせます。

オーソドックス、とはいえ、その見せ方が面白いのです。新しいコマが次々と上画面に送られていくスタイルはかなり新鮮に思えました。まさにマンガをパラパラとめくっていく感じ。しかも重要なシーンでは2段ぶち抜きコマするのもいい。コマの中でもキャラが結構ダイナミックな動きをしたり、擬音の文字が出たり、まさにデジタルマンガ。本を読み進める感覚でゲームが進んで行きます。

逆に言うと、プレイスタイルの大部分が「受身的」なので、アクティブなゲーム展開を期待してると、ちょっと物足りないかもです(先日書いた「-どこでもいっしょ- レッツ学校!」も同じような感じですな)。

というわけで、内容はさておき、誰もが考えそうなことをやってしまいました。

スプーだぁ!

よかったぁ、描けて。

…しょうこおねえさんごめんなさい。