初お目見えとインプレッション

というわけで、PS3がやってきた!やぁ!やぁ!やぁ!という感じですが、私自身は「2ヵ月後には家にあるし、とりあえず今は見るだけでいいや」と、手にとってのプレイはしませんでした。

で、見た目の感想ですが、老舗のナムコセガはさすがの完成度で持ち込んだ感じでしたけど、それ以外はまだまだ…という印象ですね。多分、実装のノウハウがまだ確立出来てなくて、どのメーカーも手探り状態なせいなんでしょう。正直、ゲームそのものを期待して買うなら、もっとソフトが出揃ってからでも遅くないかな、と思いました。逆に、もう新しい物が欲しくて欲しくてしょうがない私のほうな人間は、先行投資的に買うことになりそうな気がします。

完成度の高さではリッジレーサーが一歩出てる感じでしたが、Xbox360リッジレーサー6をハイデフでやってきた自分には、正直見た目的にはもうすっかり慣れてしまっているんですよね。ふーん、と。でも「6」を理想の環境でプレイした人口そのものが少なそうですし、これはこれで十分なインパクトにはなるような気がします。

他は全般的に「見た目を重視した結果、フレームレートを犠牲にした」という印象を覚えてしまうほど、60fpsがフルで出せていないものが多かったのが印象深いです。フレームレート至上主義な時代を生きてきた私には「どうしてそこを妥協しちゃうの?それが次世代クオリティなの?」と理解できないのですが、一般的にはその辺は些細なことなんでしょうかねぇ…。

個人的には「モーターストーム」がちょっと気になった感じ。クラッシュシーンがもっと見たい!と思わせるのはアタリの「ハードドライビン」以来の衝撃です。でも2輪はかなり痛そう、っていうかむしろ死ぬね。

あと、カメラでカードを読み取る「THE EYE OF JUDGEMENT」を真面目に開発してる姿勢もちょっと気になりました。有り余るプロセッサスペックはついついグラフィック方面の応用への視点ばかりが強調されがちですが、こういうキャプチャ動画の認識や複雑な解析に使うのもある意味正道なわけで、そういう方向での展開こそもPS3の真骨頂だと思うのですよ。「ハイスペック=すごい見た目」という現状の定説を塗り替えるような、そういうアイデアが出てきてほしいなぁ、と切に思います。