大乱闘スマッシュブラザーズX

ちょこちょことプレイしてみましたけど、一言で表現すると

いたれりつくせり

ですね。よくもまぁこれだけの要素を詰め込んだもんです。キャラ、アイテム、フィーチャー、おまけ要素のボリュームだけでもすごいのに、それらの一つ一つが「これでもか」というぐらい作りこまれているのがすごい。ええい、ここの開発チームは化け物か。

細かいところまで配慮が行き届いた「かゆいところに手が届く」つくりには脱帽です。たとえば、アイテムとして手に入ったBGMが、入手告知画面で試聴できるところ。普通だったら、ゲーム内BGMとして設定するとか、サウンドテスト画面で確認するとかするところですが、その場で確認できた方が当然便利なわけですよね。とはいえ決して必要な機能ではないと思うのですが、それがしっかりフォローされているのがすごい。徹底的なこだわり、作りこみに対する愛情みたいなのを感じます。

あと一点、これはヤラレタなぁと思ったところ。このシリーズ、内容的には任天堂ファン向けであり、さらに言ってしまえばやや「内輪ウケ」な所があると思うんですよ。いろんなキャラやネタが出てくるけど、元になってるゲームやその中のネタが分からないと楽しめない側面ってのはどうしても存在するわけで、でも、まさかそこで「バーチャルコンソール」のお試し版まで収録してしまうというのは、正直スゲェと思いました。VCにはこういう利用法もあったんですなぁ。お試しプレイの時間がとても短いのですが、それはそれでまた「短時間でどこまでいけるか」と楽しめたりして。

ゲームそのものの内容としては基本的に前作までのものを踏襲しているわけですが、フィーチャーがさらに多彩になったこともあって、さらに「カオス」な状況になったような気がします。ただしこれを「進化」とみるか「やりすぎ」と見るかは、意見が分かれるような気も。私個人的には…後者かなぁ。ドタバタしすぎて何が起きてるのか分からなくなることがよくあります。気がついたら勝ってたり、逆にいつのまにか負けてたり…。「大乱闘」だからそれはそれでいいのかもしれませんが…正直「もうついていけないかもなぁ…」という不安を漠然と感じたりもします。まぁたぶん、歳のせいもあるんでしょうけど。ネット対戦とかしてももう全然歯が立たないんだろうなぁ…。

とはいえ、一人でちんたらプレイするにしてもやりこみ要素も相当にありそうですので、かなり楽しめそうです。