FF XIIIがXbox360へ

E3の電撃発表で大騒ぎですね。

欧米での「FF」というタイトルの知名度(重要度)がどんなもんなのか分からないのですが(FC時代の日本的RPGが欧米でウケないというイメージのままで思考が止まってます)、欧米市場におけるインパクトってのもやはり大きかったんですかねぇ?Xbox360は米国市場でかなり強いらしいですから、そういった事情を受けてのマルチ戦略なのは分かるんですが。

一方で、日本でのインパクトの強さってのはやはり相当のもんだったんだと思います。なんだかんだいって日本のゲーム市場ってのは、いつまでたっても「ドラクエFF信仰」から逃れられないみたいな感じですし。むしろ、日本市場に向けてのアピール的な側面も強かったんじゃないかな?なんて思ったり。

ただ、ナンバリングタイトルの最新作をマルチプラットフォームで、っていう選択は、スクエニにとっても結構痛いのではないかなーという気がします。一時はプラットフォームを牽引するほどのビッグタイトルだったけど、もうそこまでの神通力はない、みたいなことを自ら認めてしまったような側面もあるかと。「FF」というブランド力の低下に繋がる危険もあると思います。

この発表による市場への影響ってのは、「Xbox360普及へのシナリオ」とか「これで箱○勝つる!!」っていう部分より、「いよいよジリ貧になったPS3」とか「GK涙目プギャーwwww」っていう方面への影響が大きい気がします。「FF XII出るならXbox360買おうかな?」という人はあまり多くないのではないかと(むしろ、そういう人はもうすでにXbox360を持ってるだろう、と)。むしろ「FFってPS3独占じゃないのか」「PS3いよいよオワタ」的な、PS3にとってマイナス要素として見られてしまう危険性のほうがSCEにとってはかなり痛いですね。むしろそういった影響を狙っての発表だったりしたら、MSはかなりしてやったりかもしれませんなぁ。

さて、今夜はそのSCEのプレスカンファレンスなわけです。一体どう出るのでしょうか。よっぽどすごいインパクトのあるニュースでもない限り、かなり厳しくなりそうですよ。少なくともXbox360に対して優位性も独自性も提示できていないPS3、だからこそマルチタイトルばっかりな状況になっているわけで。ぶっちゃけ「Home」やら「Life with PlayStation」なんてこと言ってる場合じゃないと思うんですが、分かってるんですかねぇ?