値下げ合戦

最近ブログは全然書けないですが、東京ゲームショウのニュースは仕事の合間に逐一チェックしております。あー、一度は行きたいビジネスデー。

TGSSCE基調講演に当てつけるようにWiiが値下げを発表したようですね。値下げ自体は歓迎すべきことだと思うんですが、事前の岩田社長の発言(値下げは短期的にしか効果が無いとか、先に購入されたお客様に申し訳ないからやらないとか)のせいで、あまりいい印象ではないみたいで。傍から見てても「あーあ、余計なこと言っちゃったよなー」という感じ。最近、岩田社長はいちいち喋りすぎな気がします。世間的な信用を急落させた頃の久多良木社長にダブるんですよねー。

実際、Wiiの値下げは新型PS3の好調路線に影響されたせいであろうことは容易に想像できますね。本気で勝負に出るなら「モンハン3」かクロモデル発売のときに出来てたはず。ってか、そもそもWiiの戦略を強化するなら、中途半端な値下げより「モーションプラス」だの「クラシックコントローラPRO」だのを同梱することでオプション品を標準化に持っていくほうがよっぽど効果的だったと思うんですが、そういうところに目が行かなかったのかなぁ…。なんかここにきて迷走をしている感じがします。

一方で、PSPまでもが値下げにくるとは思いませんでした。ついにDSiより安くなっちゃった、というのが面白いですね。まさかこんな日が来ようとは。一方で「PSP go」との値段差が1万円に開いたことで、なんだか「PSP go」の戦略がさっぱり分からなくなった感があります。ダウンロード販売の試金石にするつもりで、SCE自体あまり本気で売る気はないのかなー、という気さえします。

PSP go」は私も買う予定ですが、ソフトはやっぱりパッケージで欲しいので、メインユースは「PSP-3000」になる気がします。既存UMDを「PSP go」で使うための救済措置も考えている、とは言ってますが、SCE自体に直接のメリットはないですし、そもそも中途半端なシステムだと「PSP go」のセキュリティシステムすら危うくなってしまう側面もありますから、スタンスだけで、実際はたいした対策はしてこないと思っています。逆にここで本気の戦略を立ててきたら「SCEすごい」と思ってしまうかも。