エースコンバット5 The Unsung War

このシリーズはPSの初代からずーっとやってきていますが、3あたりからストーリー重視な傾向になってしまって、個人的にはどうも歓迎できないんですよねー。とりあえずまだミッション3までしかやってないですが、今作もちょっと無線がうるさ過ぎるんじゃない?という感じです。僚機との通信とか連携はいいんですが、それ以外の雑音が多すぎる気がします。戦場の雰囲気をかもし出したいんでしょうけど、ちょっとクドいです。

フライトシューティングそのものについては、あいかわらず面白いんですけどね。

エースコンバット2

私がシリーズの中で一番好きなのはエースコンバット2です。ゲーム中には過剰なStory tellingもムービーもなく、淡々と現在の戦況やミッションの説明がなされるだけなんですが、敵のエースだけレーダーに名前が表示され、撃墜すると勲章がもらえるというそのシステムが絶妙だったと思うのです。たとえば、とあるミッションで撃墜したはずの敵のエースが終盤になってさらに手ごわくなって出てきたりして「ヤツが戻ってきやがった。くそう、やるな!」みたいな感じで、バックグラウンドストーリーを自分なりに肌で感じることができたんですよ。ムービーで重厚なストーリーを垂れ流さなくても伝えられるものはある、そんなことを感じさせてくれたゲームでした。今でもたまに遊びたくなります。

エースコンバット3 エレクトロスフィア

逆に一番肌に合わなかったのはエースコンバット3 エレクトロスフィア。アニメオタクに媚びたような絵と、エヴァンゲリオンみたいな電脳と現実の入り混じったいかにもって感じのストーリーに辟易した記憶があります。戦闘中に葛藤する僚機からの無線が押し付けがましく流されてウザかったり、ブリーフィングでもお友達とのメイルのやり取りなんかどうでもいいから、さっさとゲームをさせてくれ!とイライラしました。ああいうのが好きな人もいるんでしょうけど、それまでのエースコンバットとはがらりと変わった世界観にかなり戸惑いました。最後のオチも…ねぇ。じゃあコントローラー握って空飛んでた俺は何者だったの?とプレイヤーが置いてけぼりにされちゃうのもなんだかなーという気がしちゃいまます。自分の嗜好とはことごとく合わなかった一本でした。