逆転裁判3

終わりました。ゲームシステム的には2からの変更は皆無で、いよいよ追加シナリオ集的な役割だったと思われる今作でしたが、章立ての構成とか過去の作品と絶妙に絡み合うシナリオつくりは2からの進化を確実に感じさせて、「ストーリーで勝負」的なベクトルをひしひしと感じる内容でした。その分事件自体も難解で、前作、前々作に比べて理解するのに頭を使いましたねぇ。多分構成的に見て、2と3の開発は同時進行だったのかなぁ、とも感じました。

ストーリーとかエンディングでの演出を見た感じ、このシリーズはこれで完結、という感じがしました。…むしろ個人的にもそうあって欲しいと思います。今後も追加ストーリーを、なんて展開もあるのかもしれませんが、独自の世界観を築いていたあの問題に終止符をつけてしまった以上、これ以上トータルイメージは広がらない気もしますし、下手すれば蛇足になってしまうってもんですよ。ただ、人気シリーズってこともありますし、どうなることやら。

まかり間違っても「豪華声優陣によるフルボイス、フルアニメーションであの機種に登場!」なんてのだけは絶対にカンベンして欲しいモンです。…でもやりかねないよなぁ…。