沙羅曼蛇ポータブル

もっぱら「ゼクセクス」目当てです。ようやっと家庭用初移植ですなぁ。毎日ゲーセンに通ってプレイしていたゲームがやっと今手のひらに…起動したときはしみじみと感動してしまいましたよ。

オプション項目をみたら、なんだか画面設定やらなにやらものすごく細かい設定が可能になっており、すごいなぁと感心してたら、スタッフロール見て納得。このソフトの移植担当はかの比類なき移植職人集団「M2」だったんですな。あいかわらずものすごいこだわりっぷりですなぁ。「沙羅曼蛇」のタイトル画面のコナミロゴが旧字体だったのにちょっと感激。

というわけで、移植の完成度はほとんど問題なさそうなのですが、「ゼクセクス」をやってて思ったのは、BGMの鳴り出しにちょっと時間がかかることがあるみたいです。微妙にタイミングがずれたり、曲お尻が途切れちゃったりするのはちょっと残念。でも気になったのはそのぐらいですね。

グラディウス2」はMSXの忠実移植モードのほかに、単色グラフィックをきれいにしてスプライトや背景のスクロールをスムーズにしたリファインモードがありました。個人的にはMSXの8ドットスクロールが苦手なのでこっちのほうがいいかも。特筆すべきはROMスロット2にさせるカートリッジを選べるところ。「夢大陸アドベンチャー」とか「Qバート」を挿したときの効果を擬似的に味わえるみたいです。すげー。

あと驚いたのはサウンドモードの比類なき充実度。そのままミュージックプレイヤーに出来そうな完成度の高さもさることながら、楽曲の充実っぷりのすばらしさ。「沙羅曼蛇」と「ゼクセクス」はお約束の「MIDIパワー」版まで収録されてます。それにしても沙羅曼蛇って、こんなに未使用曲があったんですね。特に「UNUSED 8」はX68000ユーザの私としては涙が出てくる懐かしさでした(起動時のローディングBGMだったのです)。まさかこんなところでまた聴けるとは。

ちなみに「ツインビーポータブル」もM2製とのことですが、「パロディウスポータブル」だけは違うメーカーによるものっぽいそうです。後者は版権の関係か、挿し変わってる楽曲も結構多いとのこと、ちょっと残念かも。