DSショックの懸念

発売日に買った「眼力トレーニング」ですが、結局1週間ぐらいで飽きてしまって、実はその後あまりやってません。結局、最初の段階で実年齢を下回る好成績がいきなり出てしまったもんですから、先を目指す楽しみがなくなってしまったというのが一番の理由かもしれません。世の中的には結構売れているようですが、考えてみると我々ゲーマーはそもそも普段から動体視力を鍛えてるようなもんですから、このゲームのプレイヤーとしての対象ではないのかもしれませんね。

とはいえそれを差し引いても、内容的にも本家「脳トレ」ほどの面白さ、魅力を感じない気もしますが…。

それはさておき、今日は知り合いの方から「これやってみ?」と一つのゲームを借りました。

てのひら楽習シリーズ 絶対音感トレーニングDS

…これはちょっと…あまりの薄っぺらい内容に愕然としてしまいました。貸してくれた方曰く「な、ひどいでしょ?」。最初は「和音当てゲーム」と「リズムとりゲーム」の2種類しかプレイできません。しかも、どうやらほとんど代わり映えしない内容を繰り返し忍耐強く(ミスもなく)クリアしないと、プレイモードが増えないそうで、レッスン1もクリアしないうちにまったくやる気が起きなくなりました。

聞くところによると、そもそも絶対音感ってのは子どもの頃にトレーニングしないと身につかないものなんだそうですね。そういう意味で「このゲームは子ども向け」と割り切ってしまえばそれも納得なんでしょうけど、「誰でも鍛えれば絶対音感がつく!」的なパッケージの文句を見る限り、ちょっと解せないなぁ、と思うのであります。

最近、DSのトレーニング系ゲームの乱発を見て「かつてのアタリショックの再来」を心配する声をあちこちで目にする(耳にする)ことが多くなった気がするのですが、なんとなくその気持ちもわかるなぁ…と思った次第でありました。

ただ、DSの場合はそう簡単に「アタリショック」にはならないと思いますけどね。任天堂ブランドのゲームには絶大なる信頼がありそうですので、少なくともその柱が揺らぐようなことがない限り、DSはそれなりに安泰ではないかと思うのです。その辺が任天堂の強みなんですよねぇ。真面目に商品作ってれば、ちゃんと顧客はついてくる、と。