無限回廊

買いました。コンセプトとゲームのデモを見た時には「すっげー面白そう!」と思ったのですが、実際にプレイしてみると…予想したほど面白く感じないのは何故でしょう?

正射影による錯視を利用した内容なので、理不尽な解法を要求されることが多いのは当然だと思うのですが、錯視が成立する条件が意外とあいまいなので「こうすると空間が繋がるのに、こうだとなんでダメなの?」となる状況が多く、クリアできてもなんだか納得いかないことが多い気がします。成立する基準がわからない、と。

あと、基本的にプレイヤーの行う操作は視点を動かすことだけなのですが、結構緻密な操作を要求されるのもイライラする原因かもしれません。ピッタリあわせないと錯視が成立しないのになかなか合ってくれないとか、あと若干ではありますが、線があるのに空間が繋がってしまったり、また逆もしかりだったりして、あいまいな条件下での見た目と効果のギャップが出てしまうことがときたま発生してしまうのが残念。まぁ、三次元空間とニ次元描写のギャップを扱うというモチーフそのものが、CGで扱うにはかなり大変なシロモノであるでしょうから、ある程度は仕方ないのかもしれませんけど。

エンジニアの立場では、むしろ錯視をどうやって3DCGで再現しているかが気になりますね。