ぼくらのテレビゲーム検定 ピコッと!うでだめし

ファミコン戦士的には今日の一押しはこれでしょう。ナムコのゲームを使った「メイドインワリオ」の「ナインボルトステージ」…っていうと元も子もないですが。

というわけで、主としてファミコン版(ナムコット)のゲームがモチーフになっているようですので、デザイン的にはゲームオヤジの琴線に触れまくりです。ミニゲームの内容も単純明快で分かりやすいですし、とっつきやすいですね。でも、1つ1つのゲームの時間は先に挙げた「メイドインワリオ」よりは長めですので、テンポの良さという点では若干落ちるかも。次から次へと波のように押し寄せる…的な焦燥感はないです。

しかも、ミニゲームと思いきや、意外と歯ごたえがあります。ただいま5級レベルですが、金メダル獲ろうと思うと1ミスが命とりになるので結構シビアです。

個人的には…ゲームそのものの再現度がちょっと物足りないかなーという気がします。確かにそれっぽいデザイン、グラフィック、音楽ではあるんですが、なんかちょっと違うんです。ファミコンを意識しつつキャラクターパターンがアーケード版との折衷みたいだったり、効果音もアーケード版使ってたり、全然違ったり、そもそも鳴るべきタイミングで鳴らなかったり、と。なんか全体的な雰囲気を再現してるだけでディテールは割と適当、みたいな感じ。

まぁ、オリジナルを忠実に再現するのが目的ではないですから、そんなに細かく作りこむ必要は無かった、との判断だと思いますけど、一方で「記憶、思い出に訴えかける」という点では、もう少し本物の絵、音を再現することにこだわってみても良かったんじゃないかなーと思うんです。なんかちょっとパチモンくさい雰囲気を感じてしまうんですよ。別にルールとかシステムまで忠実に、ってワケじゃなくて、見るもの聴くものが「ああ、同じだ」と思える程度でいいんですけど。

ああ、本当に単なる回顧ジジィのたわごとになってしまったわ。