リブルラブル

私がアーケード基板の収集を始めたのは、今から15〜6年前だったかと思います。当時、ナムコ系の基板は軒並み値段が高くて、中でもなぜか「リブルラブル」が特に突出していた記憶があります。ベーマガとかゲーメスとの基板屋の価格表をみては「とてもじゃないけど高くて手が出せないなぁ…でもいつかは…」なんて思っていたことを思い出します。

そんな、私の中でのあこがれの基板「リブルラブル」が先日運良く手に入りました。エミュレータとか移植版とかが充実してきたせいか、当時に比べると1/4ぐらいの安い値段で手に入れられてしまい、「時代が変わったなぁ」と思わざるをえません(まぁ、むしろ当時がなんとなくバブリーな値段設定だった気がしますが)。

手元に余っていたナムコハーネスをツインスティック配線に変更すればいいや、と思ってたんですが、どうやら前のオーナーがビデオ系の信号を基板の端子に半田で直付けしていたらしく、残った半田の影響でナムコハーネスの6ピンコネクタが刺さらない、というトラブルが発生。ンモー。「安物買いの銭失い」という言葉が脳裏をよぎりながらも、メスコネクタの端子を引っ張り出してアタリを合わせてみたりと2時間ぐらい四苦八苦しつつ、なんとかコネクタの接続に成功。と思ったら今度はどうやっても絵がでなくて(10回に1回ぐらいは出るのですが、原因不明)、コンパネが壊れてるのかなどとさらに1時間ぐらい四苦八苦したら、そもそも元々のナムコハーネスの6ピンのSync信号のコネクタが間違ってた(ギャフン=3)ことが分かり、あれこれいじってようやっと起動完了。ハーネスでこんなに苦労したの初めてだわー。

でも苦労の甲斐あって、画面に映し出されたタイトル表示には感慨ひとしお。やっぱり実機でやると楽しいなぁ、と心から満喫した週末でした。