悪魔城ドラキュラ ジャッジメント

ドラキュラバカなので迷いなく買うわけですが。しかももちろん、コナミスタイルの限定セット。とりあえず、シモンとアルカードのストーリーモードをクリアしました。

…なんだろう、このムズムズした気持ち…。

ストII」系のオーソドックスな格闘ゲームみたいなのかと思ったら意外とそうでもなく、体力ゲージ等のシステムこそ格闘ゲームのテイストですが、一定のフィールド内をフリーで移動しつつ攻撃する、という、どちらかというとPS2キャッスルヴァニア」「闇の呪印」のボスラッシュ的な内容ですね。

そのせいか、意外と攻撃を当てるのが難しかったり(攻撃方向はある程度ホーミングはしてくれるんですが)、特に飛び道具は全然当たらず使い物にならない感じなのです。

操作系はWiiリモコン+ヌンチャク、クラシックコントローラGCコントローラに対応してますが、入力がシビアな格闘ゲームで反応の曖昧なWiiリモコンって選択肢はまずありえないに等しいでしょう。というわけで、クラシックコントローラを使ってます。が、Lボタンでガード、Rボタンでジャンプってのがしっくりこなかったり、必殺技がA+B同時押しだったりと結構複雑で、とっつきにくい感じが強いです。

戦いそのものも、基本はガードしつつ隙をついて反撃、という傾向になりやすく、やや単調な感じもうけます。しかもその反撃のタイミングを逃すとひたすら一方的にボコられ続けることになったりして、結構シンドいですなぁ。

で、一番致命的なのがカメラワークの悪さ。なんだか敵味方が画面奥行き方法に向かって一直線に並ぶような視点になることが多く、しかも自キャラが画面奥だったりして、自分がよく見えない!って展開になることが非常に多かったのです。単に私のプレイの仕方が悪いのか、それともそういうものなのか…どちらにしろ、いわゆる「奥行き移動があるけど基本横並び」な一般的な格闘ゲームとは全然違います。そんなカメラワークの悪さも手伝って、よりいっそう攻撃が当てにくくなってる気がします。イライライラ…。

正直、格闘ゲームとしては微妙かなぁ…という印象なのですが、音楽はものすごくいいですね。過去シリーズの名曲ぞろいで、アレンジがまたかっこいい。対戦相手に合わせた選曲がされるので、古くからのファンはそれだけで「おおっ!」と思うことうけ合いかと。

デスノートの人デザインのキャラについては…しっくりくるものあり、なんか違う感じのものありの賛否両論です。ラルフとかコーネル(って人選がまた絶妙ですが)は個人的には好きかなー。逆にグラントとか死神はちょっとイメージと違う感じ。まぁ、これはこれで面白いと思いますが。

というわけで、全体的な評価は「悪くはないけどなんかちょっとイマイチ」という感じにしておきます。まぁ、格闘ゲームってことでチャレンジングな面も多いわけで、いろいろがんばってるんだなぁとは思いますけど。