ゲームセンターCX 有野の挑戦状2
というわけで、早速プレイしています。現在「課長は名探偵 前編」の挑戦に差し掛かったところです。
基本的な流れは前作同様ですが、前作は「単一ハード上でのゲーム進化の歴史をそれっぽく再現」だったものが今作は「複数ハード入り乱れてのコンシューマ発展の歴史をそれっぽく再現」という視点に変わっていて、これはまた面白いところに目をつけたなーと感心しきりです。相変わらず「いかにも」「あるある」な展開で、作った人は「相当分かってらっしゃる」「実際にこの時代を生きてきた」人なんだろうなぁ、というのがヒシヒシと伝わってきます。「セガマークIII」もどきが出てくるのは想像してましたが、よもや「MSX」もどきまで出てくるとは…(しかも、色使いとかがすごーくそれっぽい!)。
ひとつひとつのゲーム単体も、前作よりさらに深く作りこまれている気がします。丁寧に作ってあって、一本ごとに商品化されててもおかしくないレベル(DSiウェアあたりで出しても違和感ないすヨ)。それぞれのデザインもどこか元のゲームやメーカーが想像できる雰囲気で、思わずニヤニヤしてしまいます。たとえば…
- ウィズマン … ナムコ、タイトーの固定画面アクションのデザインテイスト。内容には「ドルアーガの塔」のオマージュ的フィーチャーがたくさん。
- 無敵拳カンフー … 「カラテカ」と「スパルタンX」のイメージにマークIII版「北斗の拳」の雰囲気も。
- デーモンリターン …北海道のデゴイチ=ハドソン、「スーパーマリオブラザーズ」のスタイルに「高橋名人の冒険島」テイストのフィーチャー
- 課長は名探偵 … 「ファミコン探偵倶楽部」と「さんまの名探偵」
てな具合。前作に比べるとオマージュっぷりがややあからさまかなぁ、という気がしないでもないですが。
挑戦とやりこみモードが統合されたのはいいですね。RPGも心置きなくひとつに集中できます。
個人的に一番ハマってるのが「くぐれ!ギリジャンMAX」。単純な内容ですが、むしろここまでストレートにアスレチック要素のみを抽出したゲームってのも今まであまりなかったのでは?という感じで。黙々をプレイしてしまいます。やめられないとまらない状態。あの菅さんの声で自分が「くぐれ!」をプレイできるなんて、感激ですわ。
ただ、プレイしていると心のどこかで「ナンセンスギャグとツッコミが来るのでは…」と思ってしまう私は、「珍ポ」のやりすぎでしょうか…。