スローンとマクヘールの謎の物語

レイトンシリーズを「週刊ナゾ通信」まできっちり遊んだぐらいの英国紳士なので、買いました。遅ればせながらプレイ。

短い物語の導入とオチを提示されて、そこにいたる経緯を推測する、といった感じのアドベンチャーゲームです。物語の事象について質問を繰り返し、分かったら、経緯のキーとなる事象に関するいくつかの質問に正当するとクリアになります。なるほど、プレイヤーにストーリーを語らせる方法としてはなかなかよく出来てます。

一方で、基本的に有限の選択肢を選んでいくだけで進んでいく内容(しかも間違えると、アシストとして選択肢の候補が減っていく)なので、何も考えず総当りでプレイしてもクリアできてしまいます。まぁ、そんなプレイしてもさっぱり面白くないと思いますが。

35個ほどのストーリーをクリアしましたが、レイトン的な謎解きに慣れていたせいか、ノーヒントでも分かっちゃう問題もちらほら。そのほかも、たいてい数個のヒントを貰えば答えにたとりつくケースが多かったです。ちょっと簡単すぎ?一方で、多数のヒントを貰わないと分からない問題もいくつかありました(宣伝で使われている「ウミガメのスープ」問題とか)が、これらは逆にひねりすぎてて、なんかちょっと釈然としないことが多かったです。あとは問題文を見ただけでは絶対に回答にたどり着けない(質問の中で情報を引き出さないと絶対に分からない)とか。

つうわけで、問題の難易度にはかなりバラツキがあるように思えましたが、まぁ、それはいたし方ないのかもしれません。

それよりも、35問ほどほとんど同じノリで展開に変化もなく淡々を進んできたので、正直そろそろ飽きてきた感じ。うーむ、あと何問つづくのこれ?って気分です。そういう意味では、単調になりそうなナゾ解きの中に適度にストーリー展開を盛り込んだ「レイトン」のゲームデザインって、すごかったんだなと思ってしまいます。