任天堂カンファレンス2010に想う 3DS編

というわけで、詳細が発表されました。ニンテンドー3DS


http://www.nintendo.co.jp/n10/conference2010/


年末年始の弾不足もあるし、ひょっとして年内もあるかな?と思っていた発売日は来年2月になりました。冷静に考えれば「ポケモン」新作出たばかりですし、そんなに早く新機種が投入されるはずはないですよね。「年度内」という見方では、ある意味予定通りな気がします。


価格に関しては、搭載デバイスの特殊さと数からしてそんなに低価格にはならないだろうとは予想してましたが、「それでも任天堂のことだから何かやってくるはず、高くても2万円ちょいぐらいか?」と勝手に想像してただけに、25000円という値段設定は「高いほう」に意外でした。ギリギリのラインまでコスト高めて攻めてきたなぁ、という感じ。過去の通念上では「据え置き機より高い携帯機」というのは意外ではありますが(PCエンジンGTとかは無しで)、それだけ携帯機に重きをおいた商品展開への覚悟、と見れば、過去の例にとらわれる必要はないでしょう。個人的にはまぁ、いくらになってもどうせ買うのですが、でもやっぱり一般水準的には高めの設定であることは否めないでしょうね。


本体機能、サービスについては「すれ違い通信」をプラットフォーム化してきた発想は大正解だと思います。「ニンテンドッグス」「ドラクエIX」の成果がかなり直接的に生かされてますね。プラットフォーム化したことで、起動中のゲームにとらわれずに利用出来るようになった、というのがすばらしい。早速このシステムをかなり活用しているらしい「スーパーストIV」ががぜん楽しみになってきました(発表当初は正直興味なかったんですが)。


一方の「いつの間に通信」は…正直眉唾ものですね。Wiiが出る以前だったら期待もできたんでしょうけど、コンセプト倒れに終わった「Wiiコネクト24」「Wiiチャンネル」「Wiiの間」あたりの事例を見ると…期待しないほうがいいかも。「TV局と組んで映像配信」なんてのは、「ああ、こういうところで悪いセンスだしちゃうんだよなぁ」という気しか今のところ起きてません。


個人的に評価したいのは「プロモーション」と「コンテンツショップ」を一元化した(らしい)ところと、ダウンロードコンテンツの端末間引越し機能を実現してる(らしい)ところ。この2点についてはWiiでの反省点が確実に生きている気がします。とりあえずDSiについては安心してダウンロードゲームが買えるようになったのが嬉しいです。


ラインナップについては…見事なまでの焼き直し&リメイクの嵐ですね。っていうかむしろそんなんばっかり。PSPのユーザ層を取る気マンマンですが、一方でサードパーティ側もまだ著名タイトルの番外編とかで様子見をしているようにも見えます。過去作のタイトルに頼るのもいいんですけど、なんかそっちの方向ばかり向いている気がするのが心配です。なので、個人的にはオリジナルタイトルっぽい「STEEL DIVER」に期待してみます。