ギャラクシーフォース前夜祭

明日は待ちに待ったPS2版「ギャラクシーフォースII」発売日!!ということで、今日は家で一人「前夜祭」と称して過去の移植作品をプレイしたりしてました。

まずはFM-TOWNS版「ギャラクシーフォースII」版。久々に「マーティにチャンネルを合わせたまえ!」です。発売は1990年。FM-TOWNSは当時確かにスペックこそ高かったのですが、さすがに「ギャラクシーフォースII」がそのまま移植できるほどのパフォーマンスは無かったわけで、それでも当時は「画面の綺麗さ」では一番の出来ではなかったかな?と思います。

内容そのものは、まぁ当時のハードスペックを考えたら無難なダウンスケールアレンジ移植なのですが、当時のCRIはどうも見た目重視な傾向が強く、同時期にX68kでいくつもの好移植をしてきたマイコンソフトとくらべると、ゲームそのものの移植センスはあまりよくないように思います。写真で見ればすごいんだけど…ってヤツ。とはいえそれでも今作は、TOWNSの本体発売と同時に出た悪評高い「アフターバーナーII」に比べると、かなり遊べるつくりになっていたとは思いますが。

BGMはCDDAを使ってアレンジ曲を流していましたが、なんとPS2版にも採用されているようです。味なことしてくれますなぁ。

お次はセガサターン版「ギャラクシーフォースII」。当時次々と完璧に近い移植を繰り返してきた「SEGA AGES」シリーズとして発売されたわけですが、誉高きサターン版「アウトラン」「アフターバーナーII」を送り出してきた比類なき移植集団「るつぼチーム」はこの作品から関わらなくなっちゃったとの噂を聞き、発売前からかなり不安になったことを思い出します。で、その不安は的中したわけですが。

パッケージに「資料・写真提供:GAMEST(新声社)」とあるので、多分、セガにもほとんど資料が無いような中、そういった写真やビデオを元にしてがんばって再現しようと移植したんだと思います。でも、当時「より完璧なもの」を期待していた身としては、写真から書き起こしたような「ガビガビのスコアの文字フォント」を見てかなりがっかりしたものです。せめて見た目だけでももう少し気を配ってくれたら…。

ただ、さすがにハードのスペックは高いので、こういうものだと割り切ってしまえばゲームそのものは割と楽しめるんじゃないかと思います。画面も30fpsで動きますし、スプライトが拡大しながら迫ってくるインパクトはなかなか。

というわけで、明日はいよいよ本命登場。ようやっと完璧移植のGFIIができるのか、と今から楽しみで仕方ありません。ワイドモードも楽しみ〜。