フォーエバーブルー

リアル世界でもダイバー(主に国内、東伊豆専門ですが)な私ですが、この夏は諸々の事情であまり海にいけそうもないのです。それならば、というわけで買ってみましたこのソフト(ちょっと動機が悲しい…)。

実はその昔、PSの「アクアノートの休日」にもかなりハマったクチなのです。このシリーズは初めてなのですが…。

プレイしてみた感じ、海に入る目的もちゃんと用意されていたりして、「アクアノート」に比べるとそれなりにゲーム的な要素が多い感じがしました。もちろん、それらを無視して泳ぎ回ることもできるようですが。グラフィックも非常に綺麗で(ちょっと整然としすぎてる感じはありますが)、潜水したときの雰囲気もかなりそれっぽく見えます。リモコンでポイントしながらの移動も思ったよりしっくりきて結構没入感も高く、なんとなく「ああ、ダイビングしてるんだなー」っていう感覚(文章に書きにくいんですが)は充分に伝わってくるつくりになっていると思います。結構気持ちいいですなぁ。

ただ、それゆえに時々見える「ゲーム的な要素」が逆に興ざめしてしまう感じがしました。魚との共存、コミュニケーションが売りなゲームなのは分かるんですが「泳いでる魚をなでる/つつく」とか、水底でじっとしてる大型魚とかならいいんですが…ちょっとありえないなぁ、と。あとすごくガッカリしてしまったのは、まだ初期の段階なので行動範囲が強制的に狭められていて、ちょっと遠くに出ようとした瞬間に「行動範囲外ですので戻ってください」みたいな警告が出てしまうところ。あくまでゲームだし、プレイ時間が延びれば行動範囲も広がるんだと思いますが、そういうのが割と自由だった「アクアノート」に比べると、作っている人の意図が介在してしまった気がして、残念になってしまいます。

というわけで、ダイバー視点で見てしまうのでやや辛らつな意見も書いてしまいましたが、それ以上にわくわくする要素も満載で、実際にもぐって移動してるだけでも充分楽しいので、なかなか良いゲームだと思いました。楽しめそうです。

と書いてみたところ、どうやら初期不良があった模様。

http://www.nintendo.co.jp/wii/rfbj/info.html

発生条件がはっきりしているようなので回避すればよい話ですが、注意しましょう。

ちなみに普通のサカタザメなら本物にも何度か遭遇したことがあります。「ザメ」とか言うわりに、実はエイの仲間なんですよね。