アルカノイドDS 不協和音

今回のアルカノイドは、デフォルトで設定されている効果音がオリジナルなAC版にかなり近い音(サンプリング?)になっています。古くからのファンにとってはこれはうれしい配慮…なのですが、今回から追加されたBGMとはあまり合っていないような気がします。音楽を聴きたい、と思うとキンキンうるさいですし、むしろ「この音がいい」という古くからのファンにとっては、BGMはウザイだけ。

まぁ、ゲーム内で手に入るポイントを貯めるといろいろコーディネートできるようですので、それでいろいろいじればいいって話なんでしょうけど。今作は「アルカノイド」のイメージを一新して、カラフルでポップなデザインを押し出しているように見えるのに、変なところで旧作のイメージを引きずっていて、割り切れてないなぁ、なんて思うのです。

とはいっても、ジジイ的には「アルカノイド」といえばオリジナルのあの雰囲気こそが最大の魅力だったと思うんですけどね。カラフルだけど無機質なデザインに透明感のある高音が響く効果音、なんだか神秘的にさえ思えたものでした。

今思うと「アルカノイド」で感じた神秘的なイメージって、どことなく「ゼビウス」に通ずるものがあるような気がしますなぁ。金属的な無機質さ。「モアイ」と「ナスカの地上絵」っていう対比も考えられそうです。