リトルビッグプラネット βテスト

βテスターに応募したけど外れたとすっかり思い込んでいたんですが、今頃になって当選メイルが届いたので早速プレイしてみました。

すごい…

の一言。

起動直後はチュートリアルを兼ねたちょっとした演出があり、その時点で「なんか、このゲームは違う!」とワクワクして顔にやけっぱなしでした。ゲーム全般的にそうなのですが、デザインとか演出がステキすぎます。ゆっくりとした語りで進行するチュートリアルは、上質のおとぎ話とかカートゥーンを見ているよう。UIも演出も内容も、とにかく丁寧に作られている感がひしひしと伝わってきます。以前お台場でプレイした体験版(id:fukutake:20080825#p1)で感じた不安感など、もはや微塵にもありません。ゲームの内容そのものはわりとオーソドックスなジャンプアクションなんですけど、そういった細かな演出と綺麗すぎるぐらいのグラフィック、物理現象がシミュレートされた(といっても、バカ正直にシミュレートしてるというより、多少ゲーム寄りにチューニングされているような気がしますが…)世界の存在感で、なんだか歩き回ってるだけで楽しいのです。

ステージクリエイションのためのエディタも非常に完成度が高いですね。複雑そうなモノの配置も意外とサクサク作れてしまうのが気持ちいいです。まぁ、使いこなそうと思うとしっかりとチュートリアルをこなさないといけなさそうですが、「これならなんか自分にも出来そうな感じ」と思わせるぐらいのお手軽さがある気がします。3Dのオブジェクトをスタンプのようにポコポコつなげていけるところとか、オブジェクト内で削除操作すると、カーソルがあたってる部分だけ穴が開いたような物体を作れるところとか、なんか魔法でも見ているような不思議さ。あとは発想さえあればどんなものでも…って、一番のネックはエディタの作り云々よりここなのかもしれませんけど。

あと主人公キャラの「リビッツ」、止め絵でみたときは正直「あんましかわいくないなぁ…」と思っていたのですが、動いてるところを見て印象が激変。チマチマ動く姿がかわいいのなんの。特に、R2、L2キーと組み合わせて両腕をチョコマカと動かせるところとか、十字キーで表情をつけられるところとか、ゲームの本質とは関係ないけどすごくいい!。とりあえず、オンラインでいっしょにプレイしてる人と腕振って踊ったりするのがものすごくかわいくって楽しいのです。こういう細かいところまで作りこんでいるのが、ゲーム全体の魅力につながっているんですなぁ。

というわけで、なんというかもうすべてにおいて「ステキ」という一言に集約されそうなこのゲーム、個人的にはものすごーーーく気に入ってしまいました。まずは12日まで遊び倒してみようと思います。