ゼビウス リザレクション

というわけで、こっちは別エントリで。ゼビウスの世界観&ゲームシステムをモチーフにした新作のアレンジ版が収録されています。今どきっぽく、高解像度で緻密がグラフィックになっているのが売りだとか。

早速プレイ…したのですが、出てきたのは宇宙空間。なんじゃこりゃあ。正直な感想として「ゼビウスのシステムを流用したパチモンシューティングゲーム」にしか見えません。自機(もなんだか全然ソルバルウっぽくない)の前にある照準が辛うじて「ゼビウス」っぽさを語っていますが、それ以外は似ても似つかない別物という感じ。これに「ゼビウス」って名前をつけるのはいくらなんでも…と思ったら、ステージ4〜5にかけて惑星に降下していき、ようやっとゼビウスっぽくなってきました。このぐらいの雰囲気ならアリかな、というところです。正直宇宙空間面は蛇足じゃないすかね?

ステージ5以降は確かに現代風「ゼビウス」という感じです。緻密で写実的なグラフィックは、「ゼビウス」というゲームが持っていた神秘性ともそこそこ相性がよく、個人的には結構イケてるんじゃないかと思います。あの世界が実物であったら確かにこんな感じかなぁ、と。

ただ、これまで多くのアレンジ版「ゼビウス」(「ファードラウト伝説」しかり「ガンプの謎」しかり「アレンジメント」しかり)がそうだったように、メカ関連のデザインは…個人的には少々ヤボったさを覚えます。オリジナルの極々シンプルでシャープなデザインがあまりに完成しきっていたせいか、なんかとってつけたようなメカデザインに見えてしまって。なんかニセモノっぽいんですよね。まぁ、こればっかしはしょうがない気もしますが、もう少し何とかならないもんですかね。

新システムとして、敵がレーザーを撃ってきたり、それを防御するバリアシステムがあったりします。個人的にはこれは完全な蛇足だと思いました。ただシステムと操作を複雑にしているだけで、全然面白みを感じません。そもそもレーザーしか防御できない(通常弾をはじけない)バリアって…。なんか「斑鳩」みたいなシステムを目指していたのかもしれませんが、「ゼビウス」に求められる面白さってそういうのじゃなくね?と。